おやすみ日記

私の日常

愛する猫

2021.6.1 14:53

愛猫が亡くなった。

 

母と一緒に猫の最期をみとった。

 

6.10が誕生日代わりの日で(元野生で家に来た日)実際生まれたのは恐らく10日ほど前なので

ちょうど17歳で亡くなった。

 

半年前から吐くようになって

最初の動物病院では吐き気止めなどを

投与してもらっていた。

甲状腺も少し悪いという結果で、甲状腺の薬も飲ませていた。

 

薬すごい嫌がってたのに、

飲ませちゃってごめんね。

 

だけど先生も 甲状腺はそこまで酷くないから明確な原因がわからないとしながら様子を見てきた。

 

薬漬けなのは可哀想だったけど、吐き気が収まって元気に歩いてる姿を見て安心していた。

 

しかし今年5月になって体調が急に悪化した。

にもかかわらずやはり原因もわからないまま、いつもの薬を投与してもらうだけだったので、

別の病院に行ったところ、大きな悪性腫瘍があると言われた。

甲状腺も悪いと言われた。

 

年齢的にも手術に耐えられる体力はないとのことで、手術はできなかった。

常に吐き気があるようで食事もとれず

栄養剤の点滴だけだった。

 

この頃は寝ることさえできず

ずっと吐き気に耐えている感じだった。

 

 

そして今日から1週間前くらいから

急に甘えるようになってきた。

猫が急に甘え出すと死期が近いと聞いたことがあったので、沢山甘やかしつつ、思わず泣いてしまった。

 

そして良く寝るようになった。

ぐっすり眠っている間はひっくり返っていたりして、元気だった時と同じ寝相で

今まで気持ち悪くて眠れていなかったから少しだけ安心した。

 

 

ご飯も食べるようになった。

なんでもいいから口に入れてくれればいいと先生にも言われていたし、私達もそう思ってたので、鮭や好きだったシーチキン、カニカマなどあげたら少しだけど美味しそうに食べてくれた。お水もそれまでスポイトであげてたのが自分でも飲むようになった。

すごく嬉しかった。

 

でも

やっぱり栄養は少量の食事と栄養剤では満足にとれず体重もみるみる減っていき、3.5kgあった体重は最後に病院行った昨日で2.1kg。

ずっと吐き気と痛みがあったと思う。苦しかったと思う。

 

 

 

今日

 

歩くのも出来なくて、

家の中でずっと気持ち悪がっていた。

気持ち悪くなると私達から逃げるように隠れるので、目に見えるところでずっと様子を見ながら、そうっとしておいてあげた。

 

 

窓際に風に辺りにいくのにヨタヨタと。

 

バランスをくずして倒れた。

 

 

母と私はもう危険だと思い、そこからは

ずっと近くでたくさん呼びかけ、撫でた。

 

そして自ら力を振り絞って

よく寝ていたソファにいって、

とうとう動けなくなった。

 

苦しかったのか、痛かったのか、

もがいていた。30分以上も。

 

呼びかけても撫でてもあまり反応してくれなくて、見えてるのかな?聞こえてるのかな?という状況だった。

 

息が荒くなり、息が数秒に1回になり

そして、呼吸しなくなった。

 

私は見えなかったけど、その瞬間

瞳孔がキュッと小さくなったと思ったら

すぐ大きく開いたらしい。

 

 

 

17年。私の人生の2/3も一緒に過ごしてくれた。少し年の差のある妹のようだし、いつまで経っても可愛い我が子のようでもあった。

 

私より早く亡くなるのは知っていたけど

それでもこの子が死ぬ想像なんてしたことも無かったし、いなくなるなんて考えられないし。

 

生物には必ず訪れる   死   だけど、

まさか、本当にこの子が死ぬなんてって

今でも思ってる。

本当に亡くなったのか、実感がない。

 

死後の姿を見ても、ただ寝てるようにみえる。

また普通に動き出すんじゃないかって思える。

 

 

この子が居ただけでどのくらい救われていたか。家が常に暖かかったのは絶対にこの子のおかげ。ありがとう。感謝してもしきれないくらい、私と過ごしてくれてありがとうと思ってる。

 

私が小さい頃

親に怒られた時に泣いた時、慰めに来てくれてありがとう。

 

辛い時も帰るといつも癒してくれて

あなたといる時は嫌なことが吹っ飛んだよ

ありがとう。

 

こんなに可愛くて愛おしい子は世界に一人しかいない。うちに来てくれてありがとう。

 

あなたはどう思ってたかわからないけど

私はあなたを愛してます。

 

望んでないと思うけど、

私はあなたと一緒に死にたいと思った。

 

嬉しくないかもしれないけど、

寿命も栄養も私の分全てあなたにいけばいいと思った。

 

 

だから、正直、

あなたがいなくて、つらいです。

 

 

これからどう、生きていくか。

どうしていいかわかりません。

 

ちょうど私は退職してて、就活中でした。

 

これはあなたの最期を一緒に過ごすためだったのかもしれない。

 

そういう運命だったのなら、私はこれからもちゃんと生きていかないといけない。

 

あなたがいない世界で。

 

 

あなたが家に来た頃は小学生で

自分が全てで何も考えず生きてたよ。

 

だけど今社会に出て、

あなたがいなくて怖いです。

 

依存してたんだね。

 

 

 

だけどやっぱり、またニャーって鳴いて欲しい。

沢山食べて太ったねっていって

重いって抱っこしたい。

 

 

 

どうしていいか分からないけど

とにかく頑張らないといけないよね。

 

私頑張るね。 ありがとう。大好きです。